エックス線検査について

エックス線検査とは、「レントゲン」と知られている検査です。胸部、腹部、全身の骨を主に検査します。内科や循環器内科では、肺炎などの呼吸器疾患や心不全が疑われる場合に行います。整形外科では、主に骨や関節の状態を確認するためにエックス検査を行い、診察や触診だけでは分からない、より詳しく痛みや症状に関わる情報を得ることができます。

主に検査する症状

• 息が苦しい
• 身体がむくんでいる
• 首の痛み
• 腰の痛み
• 膝の痛み
• 関節の痛み
• 骨折
• 脱臼

当院のエックス線検査について

当院は、デジタルエックス線検査を行っております。特徴として、検査時間が短く、画質は高解像度で、さらに少ない放射線での検査が可能となりました。検査による放射線の被ばくは少なく、患者さんに安心して検査を受けていただくことが可能となりました。
気になることがございましたらご気軽にご相談ください。

骨密度検査について

「カルシウム」や「ミネラル」など骨を構成している成分がある程度あるのか(骨密度)を測定する検査です。骨密度とは、骨の強さを判定するための代表的な指標となるもので、若い人の骨密度の平均値（YAM値）と比べて自分の骨密度が何％であるかで表されます。骨密度の値が高いほど骨に隙間がなく丈夫であるということになります。骨密度が低いとやがて骨がスカスカになってしまい、些細なことで骨折を引き起こしてしまう状態つまり「骨粗しょう症」になってしまいます。骨密度が低くなっていても、初期の段階では自覚症状がないため気づくことが難しいため早めのうちから骨密度検査を行い、骨の状態を知ることが大切です。当院では、骨密度検査としてMD（エムディ）法を行っています。X線を使って手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって骨密度を測定する方法で、放射線の被ばくが少ない非常に簡単な検査です。

骨粗しょう症の症状

• 身長が縮んできたと感じる
• 背中や腰が曲がってきた
• 腰が痛い
• 些細なことで骨折したなど

上記のような症状がある方は、お気軽にご相談ください。

心臓超音波検査（心エコー）

心臓超音波検査は、人体に無害な超音波を用いて、心臓の動きや構造、心臓内の血流を評価する検査です。モニターを通して「心臓の心房や心室に縮小・肥大はないか」「心筋（心臓を構築している筋肉）は一定のリズムを保っているか」「心臓弁の異常や血液の逆流はないか」など、常に動き続けている心臓の状態をリアルタイムに観察できます。心臓疾患の診断に欠くことのできない検査です。
超音波検査では、高周波（超音波）を体表面（胸部）から心臓に向けて照射し、心臓の筋肉や弁にあたって跳ね返ってきた反射波を画像として表しています。放射線ではないので被曝の心配がなく、幼児や妊娠中の方でも安心して受けていただけます。ペースメーカーや人工弁にも影響はありません。

心臓超音波検査のメリット

• 胸の表面にプローブ(探触子)をあてるだけで心臓を詳しく調べることができる
• 痛みや苦痛を感じることがほとんどない
• 検査中も医療者とコミュニケーションがとれる
• 被曝の心配がなく、妊娠中の方や乳幼児でも安心して受けられる

頸動脈超音波検査（頸動脈エコー）

首の血管に超音波をあて、頸動脈の血管壁が分厚くないか、またプラークにより狭くなったり詰まったりしていないかを調べます。頸動脈は動脈硬化が起こりやすい血管であるため、これを検査することで全身の動脈硬化の評価に繋がります。
当院では、以下のような生活習慣病の患者さんへ年1回の頸動脈エコーをお勧めしています。

• 高血圧の方
• コレステロールや中性脂肪の値が高い方
• 糖尿病の方
• 高尿酸血症（痛風）の方
• 肥満傾向にある方
• タバコを吸われる方　など

定期健康診断・雇入れ時健康診断

基本的な身体測定や血液検査、X線検査、心電図検査など、法定健診（労働安全衛生規則第43条・第44条）に基づいた内容の一般健康診断です。所要時間は1時間程度です。
『定期健康診断』は、労働安全衛生法により企業に対し「1年に1回定期的に行わなければならない」と義務付けられている健康診断です。50人以上の労働者を雇用する場合は、その結果を所轄労働基準監督署に報告する必要があります。
『雇入れ時健康診断』は、企業の新規・中途採用時や、個人の方では就職・転職の際など、急な健康診断が必要になった場合にご利用いただけます（指定検査項目や所定用紙がある場合は、ご予約時にご相談ください）。会社（職場）や学校などに提出するための健康診断です。
「定期健康診断」と「雇入れ時健康診断」の検査項目はほぼ同じで、以下の通りとなっています。

（※）がついている項目は、年齢による省略と、基準に基づく医師の判断により省略ができます。
雇入れ時健康診断で「胸部X線検査」となっているところが、定期健康診断では「胸部X線検査及び喀痰検査」に変わります。
法定健診の一般健康診断にはこのほかに、

• 深夜業務などの特定業務に従事される方が受ける「特定業務従事者健康診断」
• 海外に勤務される方が受ける「海外派遣労働者健康診断」
• 給食業務に従事される方が受ける「給食従業員検便」があります。

また、特殊健康診断として、
放射線業務に従事される方が受ける「電離放射線健康診断」などがあります。
これらの健康診断に関しましては、別途お問合せください。

特定健康診査

国民健康保険に加入している40～74歳の方を対象に、年1回の特定健康診査が実施されています。この健康診査は、「生活習慣病」を早い段階から予防するために、メタボリックシンドローム（内臓脂肪症候群）に着目した検査が中心となっています。健診結果でリスクがある方には、生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導が実施されます。補助内容の詳細については、市区町村やご加入されている健保組合などにご確認ください。
対象となる方には受診券（案内等同封）が個別送付されています。受診券と、その裏面の問診票に必要事項をご記入のうえ、保険証と併せて当院へご持参ください。

労災保険二次健康診断

当院では労災保険二次健康診断を行っております。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

労災保険二次健康診断とは？

二次健康診断の給付は、職場の定期健康診断の結果で、脳・心臓疾患を発症する危険が高いと判断された方々に対して、以下の2つを受診者の負担なく受けることが出来る制度です。

• 脳や心臓の状態を把握するための必要な検査を行う二次健康診断
• 脳・心臓疾患の発症予防を図るための医師等による特定保健指導

二次健康診断内容

• 身体測定：身長・体重(肥満度)、腹囲の測定
• 血圧測定
• 血液検査：空腹時の血糖値・血中脂質検査(LDLｺﾚｽﾃﾛｰﾙ、HDLｺﾚｽﾃﾛｰﾙ、中性脂肪)
• ヘモグロビンA1c（一次健康診断で実施していない場合のみ）
• 心臓超音波検査（心エコー）：心臓の動きに異常が無いか、また弁膜症の有無を調べる。
• 頸部超音波検査（頸動脈エコー）：頸動脈は動脈硬化の好発部位と言われており、エコー検査は動脈硬化の程度をするために有用な検査です。
• 尿中アルブミン検査（該当者のみ）
• 保健指導（生活指導・栄養指導・運動指導）：脳・心臟疾患の発症予防を図るため、医師の面接により行われる保健指導です。

費用

全額、公費負担となるため、自己負担はありません。
（これらの検査は通常受けると30,000円程度かかるものです）

対象者

職場での定期健康診断（一次健康診断）の結果において、

• 血圧測定（収縮期血圧(上)140以上、または拡張期血圧(下)90以上）
• 血中脂質検査（LDL(悪玉)140以上、HDL(善玉)40未満、TG(中性脂肪)150以上）
• 血糖測定（空腹時の血糖値100以上、ヘモグロビンA1c(NGSP) 5.6以上）
• 肥満度測定（BMIが25以上、または腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上）

以上の4つの項目をすべて満たす方

健康診断の予約について

予約制になっておりますので、電話にてご予約ください。当日でも予約枠に空きがあれば可能です。本人確認のため保険証をご持参ください。ご加入されている保険の種類や健康診断の内容によって、市区町村や会社（保険組合）から補助金が出ることがありますのでご確認されてからご来院ください。

健康診断の注意事項

• 空腹時採血になりますので、直近の食事から4時間以上あけてお越しください（午前中に受診する方は、起床後食事をせずにご来院ください）。
• 乳製品や砂糖が入っている飲み物・食べ物は控えてください（水の摂取は可能です）。
• 来院されて直ぐに採尿検査があります。来院の1時間程度は排尿を控えてください。
• 前日夜の飲酒はお控えください。
• 健診当日の服薬については、主治医にご相談ください。
• 健診当日の服装にワンピースは避けてください。また検査の妨げにならないよう、金属、ボタン、プラスチック等が付属していないインナーの着用をお願いいたします。

接種可能な予防接種

• インフルエンザワクチン
• 肺炎球菌ワクチン
• 帯状疱疹ワクチン
• 新型コロナウイルスワクチン
• RSウイルスワクチン　など

※インフルエンザワクチン以外は予約制となっておりますので、事前にお問い合わせください。

予防接種を受けられない方、注意が必要な方

• 発熱（37.5℃以上）が認められる方
• 重篤な急性疾患を患われている方
• ワクチンに含まれる成分（卵や抗生物質、安定剤など）に対してアレルギーがある方
• 妊娠している方で、風疹、麻疹の予防接種を受ける予定がある方
• 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気などで受療中の方
• 未熟児で発育状態が悪い方
• 予防接種後2日以内に発熱や発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状がみられた経験がある方
• 今までにけいれんを起こしたことがある方
• 過去に免疫不全と診断された方、あるいは近親者に先天性免疫不全の人がいる方

書類

項目	価格（税込）
診断書	2,200円
診断書（事故）	2,750円
診断書（生命保険会社等指定様式）	3,850円

予防接種

項目	価格（税込）
インフルエンザワクチン（1回目）	3,500円
インフルエンザワクチン（2回目）3才未満 3才以上13歳未満	2,000円 2,500円
肺炎球菌ワクチン（公費補助なしの場合） ・ニューモバックス® ・プレベナー13®	8,000円 10,000円
帯状疱疹ワクチン（公費補助なしの場合） ・弱毒生水痘ワクチン ビケン®　　　　　　　　　　　  ・組換えワクチン シングリックス® 　　※2ヶ月間隔で2回接種を行う必要があります	8,000円   21,000円/回×2回(計42,000円)

AGA治療

項目	価格（税込）
フィナステリド1mg	260 円／1錠
デュタステリド0.5mg ZA	150 円／1錠

ED治療

項目	価格（税込）
初診料	3,510円
再診料	1,370円
心電図	1,500円
バイアグラ50mg	1,330円／1錠
シルデナフィル50mg	820 円／1錠
シアリス20mg	1,730 円／1錠
バルデナフィル20mg	1,280 円／1錠

プラセンタ

項目	料金（税込）
ラエンネック	1,000 円／1A 1,500 円／2A 2,000 円／3A